1/10(水)10時50分~開催!Sustainable Tourism Forum
公開日 2017年12月26日
この度、和歌山大学国際観光学研究センターでは、「Sustainable Tourism Forum」を開催することとなりました。
本フォーラムではスペインとニュージーランドから講師をお招きし、各国の巡礼路や山岳地域の文化的景観を舞台に、持続可能な観光における「精神文化」の役割を考えます。
第1部では、世界的に著名なサンティアゴの参詣道と熊野古道とのつながり、第2部では、山岳観光でのガイドや女性の役割にも触れます。コメンテーターも交え、サステナブルツーリズム、スポーツツーリズム、文化ツーリズムなど、幅広い議論を持ちたいと考えていますので、ぜひご参加ください。
なお第2部は、観光研究における女性の役割推進について議論を図るWomen-in-Tourismシリーズの一環としても話題提供をしていただきます。
事前の参加申し込みや参加費は不要です。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
◆セミナーは、英語で行われます。
◆大学近隣に飲食店等が少なく学食のスペースも限られているため、必要に応じて昼食はご持参ください。
◆当日はキッズルーム(託児室)をご用意します。ご利用希望の方は下記をご参照ください。
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テーマ
Sustainable Tourism Forum
日時
2018年 1月 10日(水)
会場
和歌山大学 国際観光学研究センター会議室(西1号館(経済学部南棟)1階 107室)
(和歌山市栄谷930)
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第一部 10時50分~12時20分
テーマ
「Walking Camino de Santiago - Spiritual heritage of pilgrimage」
キリスト教の聖地、聖ヤコブが眠るサンティアゴ?デ?コンポステーラへの巡礼路は、最古の巡礼ルートの一つで中世には主要な道となったものの、次第にその盛衰が失われていきました。半世紀ほど前から再びその価値が見直され、1993年にはUNESCO世界遺産に登録されました。長い歴史の中で、巡礼路の終着地は変わりませんが、巡礼路そのものは文化、観光、モニュメント、精神性、スポーツと様々な意味合いをもつ道へと発展を遂げています。
和歌山県とガリシア州が締結している姉妹道協定は、2018年には20周年を迎えます。また、和歌山大学とサンティアゴ?デ?コンポステーラ大学も交流協定を結んでいます。
講師
Dr. Xosé Santos (サンティアゴ?デ?コンポステーラ大学教授)
Professor, Department of Geography, University of Santiago de Compostela [USC] 専門は世界遺産都市の研究で、近年は人文地理学の観点から歴史的都市や巡礼路での観光客に関する分析も進めている。世界各国でも教鞭を執り、USCのCentre for Tourism Studies and Researchセンター長も務めた。最近の主な著作には、Santos, XM., & Cabrera, LP. (2014). Management of Tourist Flows. The Cathedral of Santiago de Compostela, PASOS, Vol 12(4), 719-735; Lois-González, RC., & Santos, XM. (2015). Tourists and pilgrims on their way to Santiago. Motives, Caminos and final destinations, Journal of Tourism and Cultural Change, 13 (2), 149-164等がある。
コメンテーター
- Dr. Anna Carr (オタゴ大学 上級講師)
- Dr. Adam Doering (和歌山大学国際観光学研究センター 准教授)
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第二部 13時10分~14時40分
テーマ
-Promoting Women in Tourism (Women-in-Tourism series)-
「Cultural Landscape & Sustainability-Recognizing cultural values in alpine areas」
ニュージーランドの世界遺産、テ?ワヒポウナムのアオラキ/マウント?クック国立公園における10年以上に渡るケーススタディを基に、先住民(マオリ)と旅行者の関係性や彼らが山々にどういった文化的価値を抱いているか、また男性優位とされる山岳文化の中で女性(登山者やハイカー)がどのように語られ、また自己形成(エンパワメント)の機会を得てきたかを探りながら文化的景観(価値)のサステナブルマネジメントについて考えます。保護地区にどのように旅行者を受け入れたら良いのか、ウェルネスやウェルビーイング志向の高まりを背景に女性旅行者や固有の文化への理解をどのように促すことができるのかを議論します。
講師
Dr. Anna Carr (オタゴ大学上級講師)
Senior Lecturer, Department of Tourism / Co-Director, Centre for Recreation Research, Otago University 観光業の事業経営の経歴を持ち、研究領域は観光環境管理、レクリエーション、文化的景観と文化観光開発。学術雑誌Tourism in Marine Environments, Journal of Ecotourism 及び Journal of Heritage Tourismの外部編集委員を務める。最近の著作には、Mostafanezhad, M., Norum, R. Shelton, E. and Thompson-Carr, A. (eds). (2016). (eds). Political Ecology of Tourism. Community, power and the environment. Oxon: Routledge等がある。2015年より本学国際観光学研究センター客員研究員。
コメンテーター
- Dr. Christie Lam (大阪大学人間科学研究科 特任講師)
- Dr. Abhik Chakraborty (和歌山大学国際観光学研究センター 講師)
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主催
和歌山大学国際観光学研究センター
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キッズルーム(託児室)利用について
フォーラムにご参加の方で、託児室ご利用希望の方は、事前にお申し込みをお願いいたします。
- 年齢:生後6か月以降から12歳までのお子様
- 定員:10名
- 日時:1月10日(水)10時30分~15時
- 料金:無料
- お申し込み方法:
メールでのお申し込みをお願いいたします。
メール本文に「お名前(フリガナ)」「ご連絡先電話番号」「託児室利用のお子様人数、年齢」をご記入の上、下記アドレスまでお申し込みください。
※申し込み締切:1月5日(金)17時
※持参物、保険等につきましてはチラシ裏面をご確認ください。
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和歌山大学 国際観光学研究センター 担当:加藤 久美
TEL 073-457-7025 / 073-457-8558
E-mail info-ctr@center.wakayama-u.ac.jp
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Promoting sustainability, diversity and creativity.