高野山観光ビッグデータに関する産官学共同研究
公開日 2021年02月24日
和歌山県が誇る世界遺産、高野山を対象とした観光ビッグデータに関する産官学連携共同研究にCTR研究員が参画しています。和歌山県高野町、JTB、南海電鉄、NTT西日本和歌山支店、NTTタウンページ、紀陽銀行、和歌山県データ利活用推進センター、和歌山大学が本プロジェクトに参画しており、各組織が収集した観光に関連するデータを集約し、渋滞対策や電車の運行計画も含む、高野山地域の観光施策に活用する高度なデータ分析モデルの構築を目指しています。
本学からは、CTR研究員の吉野孝教授(システム工学部)、尾久土正己教授(観光学部)、木川剛志教授(観光学部)のチームが、集約されたビッグデータの分析を行っています。
インバウンド急進によるオーバーツーリズムからコロナ禍での訪日客激減という課題を抱える高野山が、インバウンド依存から脱却し、サステナブルな観光発展を進める必要性を背景に組成された本プロジェクト。
今回はまず、コロナ禍以前の2019年のデータを分析し、高野山への訪問者の実態を解明し、観光施策立案を検討します。今後は、ヘルスツーリズムやワーケーションといった新たな観光モデルの構築を目指し、データを拡充していく構想です。
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国際観光学研究センター