[学会発表] 観光学術学会第12回大会にて研究発表を行いました
公開日 2023年07月19日
2023年7月8日(土)?9日(日)に観光学術学会第12回大会が立教大学(新座キャンパス)で開催されました。大会1日目に行われたシンポジウム「観光マーケティング研究の新しい動き」には、本学から国際観光学研究センター(CTR)研究員である佐野楓准教授(観光学部)が発表者として、永井 隼人准教授(観光学部)がコメンテーターとして登壇しました。
佐野准教授は「観光デジタル?トランスフォーメーションによる競争優位性の高い観光地経営—価値共創とオープンイノベーションの視点から」というテーマで発表を行いました。2004年にエリック?ストルターマンによって提唱されたデジタル?トランスフォーメーション(以下、DX)は現在、あらゆる領域のビジネスにデジタルテクノロジーを統合することによって、企業が顧客に価値を提供する方法を根本的に変化させており、コロナ禍においては、リモートワークやオンライン会議等、社会の様々な側面でのデジタル化が一気に進んできました。スマート?デスティネーションは、観光DXに強く関連する新しい概念であり、観光地に競争優位をもたらすための市場戦略の方向の一つとして注目を浴びています。今回の発表では、観光関連のステークホルダーにおける価値共創とオープンイノベーションの視点から、当該分野の先行研究を整理し、観光DXによる競争優位性の高い観光地経営について学術的かつ実務的に議論しました。
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また大会2日目には、本学から多くの学生?研究者が参加し、学部学生ポスターセッション及び一般研究発表、テーマセッションにて研究発表を行いました。
<本学の研究者?大学院生による発表論文>
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敗戦直後の米軍兵士向け観光事業とツーリズム?モビリティのポリティクス (遠藤 理一)
※テーマセッション「社会的なものとしての移動」を考える―ケーススタディからみるツーリズム?モビリティのポリティクス」内 - 観光教育におけるGCET活用の試み ― 授業実践から導く活用方法の提案 (東 悦子)
- 訪日外国人観光客に対する持続可能な酒蔵ツーリズムの整備?推進におけるDMOの役割 (橘 昌尚)
- インバウンド観光客のモチベーションと結果行動に関する一考察 ― 京都市を例に(寇 露)
- コロナ禍における地方商店街における百貨店の役割について(古井 幹也)
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◆観光学術学会第12回大会ページ:?https://jsts.sc/archives/meeting/m2023