【レポート】紀伊半島大水害の浸水?土砂災害調査報告会を開催しました
公開日 2011年12月27日
和歌山県を含めた紀伊半島では9月の台風12号によって、72時間雨量で1652.5mmという国内観測史上最多雨量(奈良県上北山村)を記録しました。その結果、熊野川?古座川、日高川などの河川の氾濫による浸水をはじめ、新宮市、田辺市、那智勝浦町などでの土石流、地すべりなどの土砂災害が発生しました。そのため人的な被害、家屋の全壊、床上浸水などの多くの甚大な被害が発生してしまい紀伊半島大水害となりました。
そこで、和歌山大学、徳島大学、神戸高専では合同で田辺市、古座川町、那智勝浦町などで浸水や土砂災害の被害状況などの調査を実施し、災害発生の原因などについて検討し報告します。これからの地域復興への一助になればと考えます。
日時:平成23年12月25日(日) 13時30分~16時00分
場所:和歌山県立情報交流センター(Big?U)多目的ホール(田辺市新庄町3353-9)
対象:一般 (参加は無料で予約は必要ありません)
主催:和歌山大学防災研究教育センター
共催:徳島大学環境防災研究センター、京都大学防災研究所、自然災害研究協議会関西地区部会
プログラム
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災害概要説明
此松昌彦(和歌山大学防災研究教育センター長) -
台風12号豪雨により田辺市伏菟野?那智勝浦町で発生した深層崩壊の特徴
西山賢一(徳島大学環境防災研究センター) -
那智川流域の地形?地質的特徴
久富邦彦(和歌山大学教育学部) -
1889年十津川災害の深層崩壊(大規模崩壊)
村田明広(徳島大学環境防災研究センター長) -
台風12号による河道災害について
武藤裕則(徳島大学環境防災研究センター) -
那智川の氾濫による浸水被害
中野 晋(徳島大学環境防災研究センター)
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