【開催報告】ワダイの防災カフェ in 広川町(2018年度第1回)
公開日 2018年06月27日
6月16日(土)に、和歌山県広川町の稲むらの火の館にて、2018年度の第1回(広川町会場)ワダイの防災カフェが開催されました。
今回は、和歌山大学災害科学教育研究センター客員教授の後誠介氏を講師として、「想定外の豪雨災害に備える~破滅的災害にいたるプロセス、紀伊半島大水害の3つの不思議、保水力の限界は?~」と題し、2011年に発生した紀伊半島大水害の事例を中心に、被害の概要や発生メカニズムなどについて、わかりやすくご紹介いただきました。
まず、紀伊半島大水害で発生した土砂災害の特徴と、発生した場所、地質などをご説明いただき、土砂災害の形態がその土地の地質に大きく影響を受けていることなどを、実例をもってご紹介いただきました。また、その中で実際に被災された方がどういった体験をなされたか、皆さん口を揃えて「みるみるうちに水が来た」と言っていたことなどを取り上げ、大雨によって、なぜ状況が急激に悪化するのかについても、わかりやすく説明があり、参加者の皆様は、熱心に耳を傾けておられました。質疑応答では、河川管理などの課題について、活発な意見交換が行われました。
詳細な開催報告については、ワダイの防災カフェ専用HPでご確認ください。
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災害科学教育研究センター