【開催案内】シンポジウム「第6回鉄道津波対策サミット ―乗務員と乗客の避難力で津波から逃げ切る―」
公開日 2023年10月17日
来たる2023年11月4日(土)にレジリエント社会?地域共創シンポジウム「第6回鉄道津波対策サミット ―乗務員と乗客の避難力で津波から逃げ切る―」を開催いたします。
趣旨
毎年11月5日の「世界津波の日」は、和歌山県の「稲むらの火」の故事にちなんでいます。和歌山は「津波防災」の学習?発信拠点です。国立大学法人和歌山大学とJR西日本和歌山支社では2013年から実践的津波避難訓練や鉄道防災教育?地域学習列車「鉄學」など、地域振興につながる防災訓練プログラムの開発を行っています。本鉄道津波対策サミットも2017年より共催開催いたしております。
第6回となった鉄道津波対策サミットのサブテーマを「乗務員と乗客の避難力で津波から逃げ切る」とします。発災時に、乗務員は情報収集、避難判断、避難経路の確保、乗客への案内?対応を行う必要がありますが、一方で乗客側にも率先して避難するマインドや避難の支援などが求められます。一刻を争うときは「誰かに任せる」のではなく、乗務員と乗客の避難力を高め、津波から逃げ切らなければなりません。
実際に地震が発生し、津波からの避難を行った事例から、避難対応時の課題やあり方について、乗務員?乗客の双方の視点で、共に学習したいと思います。この双方の学習を通じて、災害に強い、レジリエントな鉄道を目指していきたいと考えています。
概要
日時:2023年11月4日(土)13:00~16:30
開催方法:ハイブリット(会場およびオンライン)
会場:ホテルグランヴィア和歌山(和歌山市友田町5丁目18)
対象:全国の鉄軌道事業者、防災関係者、一般
参加費:無料
主催
国立大学法人和歌山大学、西日本旅客鉄道株式会社近畿統括本部?和歌山支社、一般社団法人国立大学協会
申込方法
下記の申込フォームへ入力、または、メールへ「代表者氏名?所属?メールアドレス?電話番号?参加予定者数」をお知らせください。
※会場参加が定員に達し次第、オンライン参加のみの受付となります。
※障がいを有する参加希望の方で特別な配慮を必要とする方は、2023年10月20日(金)までに問合せ先までご相談ください。
申込フォーム
https://forms.gle/ASt4dQ4sCJtDa5i77
お問合せ先/メール
和歌山大学紀伊半島価値共創基幹 災害科学?レジリエンス共創センター
電話:073-457-7558
メール:bousai@ml.wakayama-u.ac.jp
プログラム
<1> 開会行事(13:00~13:15)
開会挨拶(和歌山大学/JR西日本)
趣旨説明(和歌山大学紀伊半島価値共創基幹 災害科学?レジリエンス共創センター)
<2> 基調講演(13:20~14:20)
講演1「東日本大震災における津波避難対応(仮)」
洞口 政弘 氏(JR東日本東北本部仙台統括センター宮城野乗務業務ユニット副長)
講演2「東日本大震災?仙石線における津波避難(仮)」
阿部 義美 氏(JR仙石線快速3353S列車乗客/株式会社ヤマサコウショウ相談役)
<3> 基調報告(14:30~15:10)
報告1「JRきのくに線における津波対策の取り組み(仮)」
山崎 健太 氏(JR西日本近畿統括本部安全推進部課長)
報告2「鉄道防災?津波対策に関する取り組みと考え方」
西川 一弘(和歌山大学紀伊半島価値共創基幹 災害科学?レジリエンス共創センター教授)
<4> パネルディスカッション(15:20~16:20)
パネリスト
洞口 政弘 氏
阿部 義美 氏
小磯 和也 氏(JR西日本新宮列車区運転士)
コメンテーター
鹿野 篤志(和歌山大学紀伊半島価値共創基幹 災害科学?レジリエンス共創センター教育研究アドバイザー)
コーディネーター
西川 一弘
<5> 閉会挨拶(16:20~16:30)