【開催報告】令和7年度和歌山市災害ボランティアセンター設置?運営訓練
公開日 2025年12月25日
本センターでは、「防災?減災?復興の担い手づくり」を目的に、災害時の対応はもとより、平常時から防災教育や災害対応訓練に継続して取り組んでいます。
令和7年12月13日(土)8時45分から12時00分まで、大学キャンパス内において、災害発生時の支援協力体制に関する協定を締結している社会福祉法人和歌山市社会福祉協議会主催のもと、一般社団法人和歌山青年会議所および本センターとの合同による災害対応訓練を実施しました。
本訓練は、地元での発災時に迅速かつ効率的な支援を届けることを目的とし、実践的な対応力の向上とともに、福祉?産業界?大学のネットワークづくりの一助となりました。
また今回は、和歌山中央ゴールドライオンズクラブ、和歌山ライオンズクラブ、和歌山紀州葵ライオンズクラブのご協力もいただき、参加者66名が集い開催されました。
1.訓練の概要
キントーンを活用し「受付(報告)班」「オリエンテーション班」「マッチング班」「資機材班」の4班に分かれて、災害ボランティアセンターの設置および運営訓練を行いました。併せて、仮想ニーズへの対応や非常食を活用した訓練を、防災レクリエーションとして競技形式で実施しました。
2.防災レクリエーション
「受付(報告)班」「オリエンテーション班」「マッチング班」「資機材班」の各班が競い合い、白熱した取り組みが繰り広げられました。厳正な審査の結果、第1位の班には記念品が贈呈されました。
(1)土のう運び
各班2チームに編成し、制限時間5分の中で、いかに効率よく土のうを作成?積み上げられるかを競いました
(2)アルファ化米(味変)
約15種類の調味料の中から3種類以上を組み合わせて味付けを行い、試食と改良を重ねたうえで、審査員に提供しました。
審査員による実食では、恐る恐る椀をのぞき込む場面もありましたが、「美味しい!」との声が上がり、会場には笑顔が広がりました。
3.閉会式?ふり返り
それぞれの団体から参加したメンバーで構成された各班がチーム力を発揮し、すべての訓練を無事に終えることができました。
表彰に続いて、本学の西川先生より総評があり、寒風の中での訓練を振り返りながら、今回の気づきをもとにPDCAサイクルを回し、いざという時に備えて繰り返し訓練することの重要性が語られました。

