和歌山大学基金へのご協力のお願い
これからの大学はZ世代の若者が求める時代のニーズに合った大学づくりが必要です。和歌山大学は、大学とは何をするところなのか、そして何をすべきなのか、これらの本筋を真摯に受け止め、考え続け、誠実に、明確なビジョンと戦略をもって行動しています。大学にとって、最も基礎となる部分は教育、すなわち人材の育成です。大学で学ぶ次世代に活躍する若者たちを鍛え、社会に送り出すためには、大学教育の根幹となる教育の強化が重要な鍵となります。
さらに、和歌山大学において教育?研究とともに重視しているのが地域に根づいた社会貢献です。大学は、学生や教職員が共に輝く「知」の拠点であり、社会に応用?活用されていく宝?財産を持っています。和歌山大学は地域社会と連携し、地域課題に取り組むことにより信頼関係を築いてきました。今後は協働?協力により得られた成果を結集し、教育?研究の力をもとに、より社会の要請に応じる、「地域社会と共存共栄したバリューチェーンの創造」を目指し、学生、教職員、そして地域が育つ大学へと成長していきます。また和歌山大学は外国人留学生?特別な教育的ニーズを必要とする学生?社会的マイノリティの学生も多く在籍し、私たち大学構成員は多様なあり方を認め、そして包摂的に対応しています。
このように大学の多様な活動が維持され、発展していくためには、財政基盤の強化?充実が不可欠となっています。和歌山大学では、急速な社会変化に対応し続ける現状において、学生支援、教育研究支援をこれまでに和歌山大学の約5万人にもおよぶ卒業生、その保護者、地域の皆様方のお力をいただきながら活動をさらに活性化させていきたいと考えています。そのためには教育?研究の質の向上及び学生の学び、社会?地域貢献活動の充実を図ることを目的として設立した基金制度を活用させていただき、大学のさらなる活動の発展に力を注いでいきたいと思っています。多くの期待に応じるために和歌山大学は発展しつづけます。皆様のご理解とご支援をいただいた基金は、ご期待に沿うよう、本学の活動のさらなる発展に活用させて頂きます。ご支援のほど何卒よろしくお願いいたします。
和歌山大学 学長 本山 貢