【開催レポート】第144回わだい浪切サロン「今振り返る災害の記憶―室戸台風が岸和田に残した爪痕とは―」
公開日 2023年03月25日
第144回わだい浪切サロン「今振り返る災害の記憶―室戸台風が岸和田に残した爪痕とは―」を下記のように開催しました。
話題提供|橋本 唯子氏(和歌山大学 クロスカル教育機構 教養?協働教育部門 准教授)
開催日時|2023年3月15日(水)19時?20時30分
開催方法|南海浪切ホール4階交流ホールおよびオンライン講演(ハイブリッド開催)
参加者数|対面参加者 22名 オンライン参加者 30名 合計52名
講演内容|
今回のわだい浪切サロンは、「今振り返る災害の記憶ー室戸台風が岸和田に残した爪痕とはー」と題して、和歌山大学クロスカル教育機構 教養?協働教育部門准教授の橋本唯子先生に日本や岸和田の災害の歴史をたどりながら、昭和9年の室戸台風が岸和田に及ぼした影響や岸和田市内の学校校舎の被害についてお話していただきました。特に岸和田市立東光小学校の当時の写真を交えながら倒壊した校舎や校庭に残る「風害記念碑」など当時の被害状況についてお話しいただきました。その中で「知る人は少なくなっても石碑は残ります」という先生の言葉が印象的でした。
会場からは、(1)災害時などで避難する際に持出しなければならない物品にどのようなものがあるのかという質問や、(2)台風の接近を予想して休校にする対策はなかったのかとの質問があり、(2)については時間の関係からお答えできなかったため、下記のとおり先生よりご回答いただいています。
先生からのサロンの感想?質問への回答|
(1) 講演を終わってのご感想、参加者の皆様へ何かございましたらご記入ください |
岸和田を舞台とした内容でしたので、関心を寄せてくださった方が多かったように感じました。 日頃大学で講義をしていますが、学生の皆さんは恥ずかしいのか感情をほとんど表に出されることがありません。 ご参加いただいたみなさまは表情が豊かで、嬉しかったです。ご清聴ありがとうございました。 |
(2) 質問に対するご回答など ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? |
「当時休校にするという対策はなされなかったのでしょうか?」というご質問をいただきました。 情報網が不足していて、台風の規模や被害状況などを知ることが難しかったため、私の知る限り休校という措置はなされなかったようです。いつ頃から休校措置がとられるようになったか、はっきりお答えできないのですが、少なくとも1961(昭和36)年、第二室戸台風が襲来した際には、休校措置をとっている学校があります。このような経験を踏まえて、早い休校の連絡や計画運休など、現在私たちが理解しているような台風への備えが進められてきたようです。 ご質問ありがとうございました。 |
講演風景|
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以上
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