【紀州研】2020年度特別展「助左衛門家五代記―高橋家と木ノ本村―」の開催について

公開日 2020年11月24日


紀州経済史文化史研究所では、令和2年11月17日(火)より特別展「助左衛門家五代記―高橋家と木ノ本村―」を開催しております。

木ノ本村は、江戸時代から商品経済が発展した近郊農村でした。当村の出身で、昭和初期にヴィタミンAを発見した高橋克己は、和歌山市の「偉人?先人」のひとりです。高橋家には江戸期から明治期に掛けての同家の文書?記録だけでなく、木ノ本村の記録?文書が保管されていました(半分以上は、和歌山県立文書館が所蔵しています)。克己の末弟、進は『和歌山市史』編纂事業にも関与した郷土史家であり、これらの文書や記録を使って、木ノ本村の歴史や高橋家の歴史をまとめたこともあります。
当研究所は、高橋家から克己関係に限らず、五代、六代にわたる同家の諸記録や写真?絵葉書、書籍、海外雑誌など広範な分野の記録類の寄贈を受けました。本展では、近世の助左衛門、近代の助一郎と二郎、そして克己三兄弟に関する記録?文書?記念物?書籍等を公開します。戦前日本社会の科学?文化を担う人材は、どのような環境から生まれたのかを知る糸口になればと考えています。

詳しくは紀州研HPをご覧ください。

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