【システム工学研究科】「2023年度計測自動制御学会関西支部?システム制御情報学会シンポジウム」において優秀発表賞を受賞
公開日 2024年03月11日
和歌山大学大学院システム工学研究科の山垣雄護さん(博士前期課程2年、先進情報処理メカトロニクス)が、2024年1月に開催された「2023年度計測自動制御学会関西支部?システム制御情報学会シンポジウム」において優秀発表賞を受賞しました。
受賞者/著者
山垣雄護、村田頼信
「HMDを用いた開口合成法による超音波内部撮像システムの開発」
この研究では、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を使って超音波探触子の空間位置と姿勢角をリアルタイムに計測することで、探触子を自由に走査しながら材料内部を撮像するシステムの開発を目的としています。このシステムでは、拡張現実(AR)によってHMDで撮像結果を現実空間に投影し、あたかも材料内部を透視しているかのように欠陥を立体視することが可能で、あらゆる方向から内部欠陥の形状を観察することができます。今回の発表では、このシステムに開口合成法を導入する事によって、探傷精度を向上させた結果について報告しました。
「計測自動制御学会関西支部?システム制御情報学会シンポジウム 」は、若手研究者?技術者の研究活動の促進と相互交流を図り、研究者?技術者の間のネットワーク構築および深化を目的として開催されています。
なお、この功績を称え、山垣雄護さんは、システム工学研究科長表彰の対象者に決定しました。
授与された表彰状