教員?学生の活動紹介!~Sustainable Tourism Assessment & Review System(STARs)サステナブルツーリズムに関する現状把握を支援するアプリケーションの開発
公開日 2022年05月30日
和歌山大学観光学部加藤研究室、法政大学環境デザイン工学部建築学科川久保研究室が、サステナブルツーリズムに関する現状把握を支援するアプリケーション「STARs (Sustainable Tourism Assessment & Review System, https://sustourism.net )」を開発しました。
これは、自治体、DMO、観光事業者の皆様がよりサステナブルな観光企画、サステナブルな観光地域づくりに取り組むためのサポートツールです。
持続可能な観光推進体制の現状把握、事業評価や地域?事業者の政策?戦略策定のガイドラインとして活用いただけます。
STARsには、国際基準に沿って観光庁が開発した「持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)」(地域版)、国際基準(GSTC)の観光産業版(GSTC-I、宿泊、ツアーオペレーター)があり、それぞれ達成度を5段階で評価することができます。どの基準も4分野 (A:マネジメント、B:社会経済、C: 文化、D: 環境)で構成され、各分野に複数の評価項目、指標があります。
- JSTS-D (地域) 47項目: A:16 B:8 C:8 D: 15
- GSTC-I (ホテル) 43項目: A:14 B:9 C:4 D: 16
- GSTC-I (ツアーオペレーター) 44項目: A:14 B:9 C:4 D: 17
これらの基準は、達成度の確認やKPI/KGIの設定や、地域の強み?弱み、優先項目などを把握することにも役立ち、持続可能な観光推進は、より良い地域づくり」、すなわち、地域社会、市民のみなさまにも利益があることが見える化されます。
ツーリズム Expo ジャパン 2022 (22-25 Sept, 2022@Tokyo Big Sight)ではSDGsゾーンにて展示、システムを使った、持続可能な観光地域づくりの事例やサステナブルツーリズムのコンテンツづくりのヒントもご紹介します!
また、サステナブルな取り組み連携ができるPlatform Clover, ローカルSDGs プラットフォーム、SDGsデータベースなど各種お役立ちツールもご紹介もいたします(川久保研究室)。
SDGsや持続可能な観光地域づくりに関する各種ご支援についてもご相談ください。
*本プロジェクトの開発は和歌山大学独創的研究支援A(2020-2021)の助成を受けました。
*基準はどれもオープンアクセスで以下からダウンロードできます。
GSTC-I (ホテル 観光産業向け基準?宿泊施設用、日本語版)
GSTC-I (ホテル 観光産業向け基準?ツアーオペレーター用、日本語版)
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