1. 協定校への手続き
協定校から正式な受入れ通知に併せて、交換留学生向けの情報を収めた資料(文書類:パンフレットの郵送、もしくはそれらの情報が検索できるHPアドレス紹介など)が届けられます。これには、協定校に対し更に提出しなければならない書類が含まれている場合があります。
届けられた資料をよく読んで、必要な書類に漏れのないように注意し、速やかに提出するようにしてください。
2. 和歌山大学での手続き
正式に留学が決定したら、今度は、和歌山大学で行う手続きがあります。
- 留学中に取得した単位を帰国後認定してもらうことを希望する学生は、所属学部の学部係で単位認定の方法や、対象科目等について確認しておいてください。
- 日本学生生支援機構等奨学金を受けている学生は、学生センターの学生支援課に出向いて異動願等の手続き、あるいは、留学中の授業料支払い等々、様々な手続きがありますので、各自で責任をもって進めてください。
3. 渡航の準備
3‐1.パスポート(旅券)
期日にゆとりをもってパスポート取得手続きを行います。既にパスポートを所持していても、有効期間が留学期間を完全にカバーしている必要がありますので、注意してください。更新は、期限切れの1年前から手続き可能です。
3‐2.ビザ(査証)
必ず学生ビザを取得してください。出発時期が迫っている場合は、協定校からの正式な受入れ通知が届く前であっても、ビザの手続きについて情報収集を始めてください。
申請方法については、当該国の在日大使館?領事館で確認してください。旅行会社等でビザの代行申請サービスを行っているところもあります。特に、アメリカの場合は、発行までの手続きにかなりの日数を要しますので、十分余裕をもって申請するよう気をつけてください。
3‐3.航空券
1年間帰国する予定のない人は、帰国日の変更可能なオープンチケットを利用できます。各協定校によって、入寮の日や事前オリエンテーションなどの日程がありますので、それに間に合うように航空券をとっておきましょう。
3‐4.渡航時期
協定校の資料で新学期の開始時期などについてよく確認し、渡航時期を決めます。協定校によっては、新学期開始の少し前から留学生向けオリエンテーションを実施するところもあります。入寮時期も、先方で指定されている場合もありますが少し余裕を持って出発するのが良いでしょう。
4. 健康面の準備
留学時は、環境と生活の変化から健康面に影響が出ることがあります。持病のある人や健康上心配のある人は、出発前にかかりつけの医師に相談してください。アレルギーや常備薬等について事前にアドバイスを受けておく必要があります。医師の処方箋がないと薬を買えない国もあります。自分がこれまでに受けた予防接種等についても把握しておき、それらの現地語についても調べておくと良いでしょう。
また、眼鏡やコンタクトレンズを使用している人は、スペアレンズやケア用品を持って行ってください。歯の治療は、海外旅行傷害保険では原則として対象とされていませんし、国によっては自分が思うようにきちんとした治療を受けられなかったりしますので、なるべく出発前に治療を済ませておいてください。
5. 保険の加入
留学中の事故や病気に備え、留学期間をカバーする保険に出発前に必ず加入してください。一部の場合を除いて、交換留学生は出発前に保険に加入しなければ、留学することが認められません。
保険会社から留学する期間に応じたプランが提示されていますので、手続きは各自で行ってください。事故等があった場合、それにかかる費用は保険に加入していないと莫大な額になる場合がありますので、保険の内容の説明を詳しく聞いて、なるべく標準的な(またはそれ以上)内容を含んでいるものにしてください。
また、協定校によっては、交換留学生は強制加入とされている保険もあります。協定校から送られる資料等でよく調べてください。この場合、日本から同様の保険に加入していくかどうかについては、内容をよく確認した上で、要不要の判断をしてください。
6. 留学先の治安状況?保健情報等の収集
出発前はもちろん、留学中も各自で情報収集を行い、危機管理に努めてください。