ご挨拶
和歌山大学では2019年11月に、基本的人権を重んじ、多様性を尊重する「和歌山大学における人権に関する基本理念」を公表しました。本理念では、人種、信条、性別、障害の有無、社会的身分、門地、その他いかなる個人の属性によっても差別を受けることのない社会の実現に貢献する必要性が表明されています。あわせて「和歌山大学におけるSOGI(Sexual Orientation and Gender Identity)の多様性に関する基本方針」も公表し、基本的人権を尊重する大学として、人格と多様性を尊重し合い、快適で安心して過ごせる教育?研究環境を整備することを表明しました。
この「人権に関する基本理念」および「SOGIの多様性に関する基本方針」が公表される以前から、和歌山大学では男女共同参画推進室(2010年7月発足)を中心に、多様性と平等の尊重に関する取組を継続してきました。こうした学内での取組の経緯を踏まえ、社会のさらなる変化に柔軟に対応するため、2023年4月には新たな組織として「ダイバーシティ?エクイティ?インクルージョン推進本部」を発足させました。
ダイバーシティ(多様性)は現代社会において重要な概念ですが、それだけでは違いが強調され、分断のリスクが残ります。これに対して、ダイバーシティとインクルージョン(多様性と包摂)を理念とすれば、違いは包摂され分断リスクは軽減されますが、その組織内では階層化のリスクが残ります。和歌山大学では、誰ひとり取り残さないことを目指し、ダイバーシティとインクルージョンの理念にエクイティ(公正性)の概念を組み合わせ、ダイバーシティ?エクイティ?インクルージョンの実現を推進していきます。
和歌山大学のすべての構成員がダイバーシティ?エクイティ?インクルージョンを尊重し、また尊重される環境を整えることによって、その取組をさらに発展させ、和歌山大学は今後も社会に貢献し続けたいと考えております。
組織?体制
体制図
DEI推進本部規則
本部員名簿
令和7年度 本部員名簿(R7.4.1現在)
氏名 | 所属?職名 | |
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本部長 | 野村 孝徳 | 理事(学生支援担当)、副学長 |
副本部長 | 添田 久美子 | 理事(総務担当)、副学長 |
本部員 | 岡田 真理子 | 学長補佐(ダイバーシティ)、インクルージョン支援推進室長、 ジェンダー?エクイティ推進室長、経済学部 准教授 |
本部員 | 本庄 麻美子 | インクルージョン支援推進室副室長、経済学部 准教授 |
本部員 | 竹澤 大史 | ジェンダー?エクイティ推進室副室長、教育学部 准教授 |
本部員 | 小河 健一 | キャンパスライフ?健康支援センター長、教授 |
本部員 | 森 麻友子 | キャンパスライフ?健康支援センター副センター長、准教授 |
本部員 | 南方 伸之 | 総務課長 |
本部員 | 岡野 辰巳 | 学生支援課長 |
和歌山大学における人権に関する基本理念
基本的人権は、全ての人がその尊厳に基づいて持つ固有の権利である。和歌山大学は、基本的人権を重んじ、本学構成員が相互に人格と多様性を尊重し合い、快適に学び、働くことのできる環境を整えるとともに、その取り組みと啓発活動により、人種、信条、性別、障害の有無、社会的身分、門地あるいはその他のいかなる個人の属性による差別を被ることのない社会を作るために貢献する。
和歌山大学 ダイバーシティ?エクイティ?インクルージョン推進宣言、同ガイドライン
推進宣言?ガイドラインのページをご覧ください。
DEI推進本部ロゴマークについて
異なる色や形は、個々の違いが豊かな共同体を形成する要素として捉え、多様性を表現しています。一方、公正性は全ての要素が円の中に収まっている状態で表現し、様々な背景や属性を持つ個々の構成員が公平に認められ、組織の中で調和しながら共存していく様子を表し、対話と理解を促進しています。また、交差する絡み合うカラフルな糸は、包摂を強調しています。これは、異なる要素を持ったお互いを認め合い、交流し合う状態を象微し、異なるバックグラウンドを持つ個々のメンバーが組織内で公正かつ平等な環境で共に活動することを意味しています。
Designed by IWATA kimiko(岩田企美子)
DEI_ロコ?テ?サ?イン_コンセフ?ト[PDF:537KB]