家庭科授業紹介~「LGBT」って知っていますか?~
公開日 2016年08月29日
こんにちは(^O^)
家庭科教育専攻2回生です。
今回は、家庭科免許を取るための授業のひとつ、
「生活経営学」という授業について少し紹介したいと思います。
前期最後の「生活経営学」では、多様な生き方や生活の営みという点から
来年の高校家庭科教科書で取り扱われることになった「LGBT」について
理解を深めるための授業が行われました。
みなさんは「LGBT」という言葉を知っていますか?
「LGBT」とは、レズビアン?ゲイ?バイセクシャル?トランスジェンダー
といった性的少数者のことです。
数としては、20人に1人がそうであると言われています。
「一組の男女が出会い、結婚をし、子育てをし、老後を送る」という人生設計は、
LGBTの人々もそうですが、どの人にとっても“当たり前”でないことを
家庭科では考えていかねばならないと思いました。
LGBTの人達の存在の理解を促す教育は、
今までは、ほとんど行われてこず、教員のあいだでも、
まだまだ知識が薄く、誤解も多いことが現実のようです。
実は、私自身もLGBTという生き方をする人たちの存在について、
あまりよく知りませんでした。
けれども、つい先日のニュースで、東京の国立大に通う同性愛の男性が、
周囲にそのことを明かされたこと(アウティング)を苦に
自殺を図ったというとても残念な報道を知りました。
以下を参照にしてください。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160805-00010004-bfj-soci
授業をきっかけに、LGBTについて社会全体の理解が乏しいことで
多くの人達が苦しみ悩んでいることを知りました。
授業では、まだ基本的な知識や現状に触れたばかりですが、
今後、教員として深く考えるきっかけになりました。
これからの学校や、特に家庭科の現場では、LGBTについての知識を広げ、
理解を深めるような授業や取り組みをしていく必要があると強く感じました。
このブログを通して「LGBT」 について少しでも関心をもって
考えてみてもらえると嬉しいです。
ありがとうございました!
【図の出典】:教員5979人のLGBT意識調査レポート(PDF)
www.health-issue.jp/kyouintyousa201511.pdf
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