電波観測通信施設敷地内には、口径12mパラボラアンテナ(大学キャンパス内設置としては国内最大級 2024年2月現在)と、車輪の付いた移動式の3mパラボラアンテナが設置されています。
また、より見通しの良い東3号館南棟屋上には、固定式の3mパラボラアンテナが設置されています。
北2号館2階の展示室には、超小型衛星「UNIFORM 1号機」の実物大模型や、IoTを活用した水位計などの防災研究のコンテンツも展示しています。
電波観測通信施設(地上局)
口径12mのパラボラアンテナは、フィードを容易に交換できる仕様となっており、目的に応じていろいろな周波数帯に対応できます。
車輪の付いた口径3mのパラボラアンテナは場所を移動して使用できる仕様になっています。
また、より見通しの良い東3号館南棟屋上の固定式3mアンテナは、通常、UNIFORM-1衛星の定常運用に使用しています。
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有効口径 12.0m
焦点距離 5000mm
追尾速度 3度/秒
鏡面制度 5mm (1/10λ@6GHz)
重 量 16t
超小型人工衛星「UNIFORM 1号機」
文部科学省「超小型衛星開発事業」(平成22~26年度)の採択を受け、開発されました。
サイズ | 重さ:約50kg 大きさ:約50×50×50cm |
主な機能 | 山火事を早期に発見することが主な仕事です。 ?熱赤外カメラで地上の熱異常を感知する(分解能200m/pix) ?可視光カメラで撮影する(分解能100m/pix) |
通信 |
S帯とX帯の電波を使って、和歌山大学にある地上局と通信します。 ?S帯???地上局から管制や動作指示のコマンドを受け、その返事をする ?X帯???観測画像データを地上局に送る |
姿勢制御 |
衛星は、GPSと、太陽や星座の位置などから自分の向きを検知し、リアクションホイールなどを使って正しい姿勢に直すことができます。 |
地球周回 |
高度:地上から約628kmの宇宙を飛びます。 時間:約97分で地球を1周します。 |