- 長田 颯斗さん
- コミュニケーション科学クラスタ
- デザイン情報学科2018年3月卒業
- インタビュー:2019年3月
私は、大学入学当初は、大学院に進学することはあまり考えていませんでした。しかし、研究室に配属され、ゼミや研究発表を経験していく中で、先輩方との力の差を痛感しました。このままでは、力不足のまま卒業してしまうと考え、自分の力を伸ばすために大学院に進学しました。
私の所属する吉野研究室は、人々のコミュニケーションに関する研究に取り組んでいます。中でも私は、観光案内に関する研究を進めています。観光中、案内場所に近づくと、モーターを内蔵したぬいぐるみ(案内エージェント)が左右に回転して案内内容を知らせてくれます。システム開発は大変難しいですが、自分の開発力を伸ばすいい機会だと考えています。さらに、ただシステムを開発すれば良いというだけではなく、学会発表では、研究の内容を論文として文章にまとめ、プレゼン資料を作成し、自分の研究内容をわかりやすく聴衆に伝える必要があります。初めは資料作成が下手で何度も修正をしました。しかし、何度も学会発表に挑戦するうちに修正量が減り、学部時代と比較して自分の成長を実感できました。
大学院での講義では、自分の考えを発表することが多いです。印象に残っている講義は「ユビキタスコンピューティング論」です。ある課題を与えられ、その課題を解決するシステム提案をプレゼンしました。このように、自分の考えを発表する講義が多いため、自分の考えをまとめる力および相手に自分の考えを正確に伝える力を身につけることができると思います。