カリキュラム?授業紹介
カリキュラム
知能情報学のカリキュラムは、『情報数理』『ソフトウェア設計』『計算機アーキテクチャ』『インテリジェントシステム』の4つの科目群から構成されます。
『情報数理』では、知能情報学の基礎となる「離散数学1?2」「データ解析」「応用解析」といった数学的手法を学びます。
『ソフトウェア設計』では、情報処理の基礎となる「データ構造とアルゴリズム」とプログラミングを行う「アルゴリズム演習」を学びます。
『計算機アーキテクチャ』では、「計算機システムA?B?C」「論理回路」「オペレーティングシステム」「システムソフトウェア」「プログラミング言語処理系」で、コンピュータのしくみと動作原理を学び、「情報システム実験」で応用システムをつくる演習を行います。
『インテリジェントシステム』では、「人工知能」「信号とシステム」「知能ロボット概論」「ビジュアル情報論」で知能システムの基礎を学び、「ビジュアル情報演習」「パターン認識演習」「人工知能演習」「数値計算アルゴリズム演習」で数値計算や視覚情報処理やパターン認識、知能ロボットのための基礎と応用を学びます。
その後、各研究室に分かれて「知能情報学演習」を行った後、「卒業研究」を行います。
科目ナンバリングについての説明はこちら
開講セメスタ/クォーター | 科目 | |
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3セメスタ | 第1クォーター | [計算機システムA★]、[離散数学1★] |
第2クォーター | 人工知能★、[計算機システムB★]、[データ構造とアルゴリズム★]、[離散数学2★] | |
セメスタ | [アルゴリズム演習★]、[データ解析★]、応用解析 | |
4セメスタ | 第3クォーター | [オペレーティングシステム★]、[計算機システムC] |
第4クォーター | [プログラミング言語処理系] | |
セメスタ | ビジュアル情報論★、[論理回路★]、人工知能演習、数値計算アルゴリズム演習、[信号とシステム] | |
5セメスタ | 第1クォーター | 知能ロボット概論 |
セメスタ | パターン認識演習、ビジュアル情報演習、[情報システム実験] | |
6セメスタ | セメスタ | 知能情報学演習★ |
★:必修科目、☆:選択必修科目、[ ]:メジャー共有科目
授業紹介
人工知能は、知的なコンピュータの創造に必要な仕組みを学ぶ学問です。人工知能は、Webの検索やカーナビの道案内、対戦ゲームの戦術立案などで利用が広がっている技術です。この科目では、脳を模倣した神経回路、学習する機械、探索技術、推論機構、知識の表現などを学びます。
一昔前までは空想の中でしか登場してこなかったロボットですが、電気電子工学、機械工学、コンピュータ技術の目覚しい進歩によって、ロボットは身近な存在になってきました。この科目では、近未来におけるロボットとの共生社会に向けて、ロボットについて理解を深めるために、ロボットとは何か、ロボットはどのような構造?機能を持ち、それを知的に動かすにはどうすればよいか、といった内容を学びます。
ゲームやアニメーションなどで使用されているコンピュータグラフィクス(CG)のライブラリを利用し、基本的な図形描画から図形への影付けや動き付けといった高度なプログラミングまで行う演習形式の科目です。この科目では演習課題によってCGプログラミング技法を習得するとともに、専門科目で習得した知識を応用できるスキルを養います。