感動と出会いを創造する。
和歌山という地の利を活かし、新しい観光学を創造します。
21世紀は「観光の時代」。世界のあらゆる国や地域で最も有望な成長分野として注目されるのが観光です。日本においても観光は戦略産業と位置づけられ、官民一体での「観光立国」実現に向けた政策や取組が加速するなか、観光産業や行政の現場と密接に連携しながら、新しい観光学の創造および観光を支えるに相応しい豊かな教養と専門性、さらにはグローバル時代に対応したハイレベルな国際的?学際的視点を有する観光人材の輩出がますます期待されています。和歌山大学観光学部は、観光教育研究における日本の、そしてアジアの拠点として、これらの人材養成に応えるべくさらに進化します。
観光学部の構成
ハイレベルな国際的?学際的視点を有する創造的な観光人材へ
観光学部は、観光学を構成する「観光経営」「地域再生」「観光文化」という3つの基本領域をコンセプトとした1学科3コースからなる教育体系でカリキュラムが組まれています。専門性を高めつつ学際的視点を育むために、分野横断的に学びます。加えてGlobal Programを配置し、国際的視点で物事を捉えて考える力、多様な文化的背景を持つ人々と互いに理解しあえるコミュニケーション力、そして国際的に展開される観光学の専門知識を修得し、自らの考えを発信できる力を向上させます。また、国内外の地域を対象として取り組んできた実践型教育をより一層拡充し、現代社会が抱える諸問題の解決に必要な「包括的対応力(ジェネリックスキル)」を養成します。
観光学部の特色
多様な領域にアプローチする観光学
観光学は人間の生活?文化に関わるあらゆる分野を総合した学問であることから、人文?社会科学から自然科学までの幅広い分野を融合的?横断的に学ぶことのできる充実したカリキュラムを用意しています。
実践力を養う「現場」での学び
最先端の観光理論を学ぶことはもちろん、教員と学生が自治体と連携して地域課題の解決に取り組むプログラムや海外の連携大学等と共同で取り組むエリアスタディ等の機会を通じて、社会の各方面から即戦力として期待される実践力が身につきます。
地域が抱える課題を住民とともに発見し、その解決方法を考える。
世界と繋がる、世界を探求する、世界で実践する。
国際的に活躍できるハイレベルな観光人材の育成
ハイレベルな観光人材に相応しい教養の醸成を重視するため、日本文化演習などユニークな科目を配置しています。また、Global Programを通じて国際的な感性を養い高めます。
観光学部TOPICS
「TedQual認証」を取得した国際水準の教育を展開
創造的かつ実践的に学ぶ魅力的なカリキュラム群
和歌山大学は、学部から大学院(博士前期?博士後期)へと至る一貫した観光学の教育課程を有する国立大学唯一の高等教育機関。世界の観光教育研究の到達点を踏まえつつ、「日本の拠点」としての地位確立を目指しています。
キーワードは「国際性と学際性」。「観光経営?地域再生?観光文化」の3つの基本領域を、融合的かつ横断的に学びながら、「Global Program(任意)」を通じて国際化時代に求められる観光人材としての素養に磨きをかけます。
1)国際水準の教育を展開。
2017年、国連世界観光機関(UNWTO)が実施する「TedQual認証」を日本で初めて取得。2020年には大学院博士前期課程も併せて取得しています。学部?大学院一貫で取得しているのは、日本では和歌山大学観光学部?大学院観光学研究科だけです。
「UNWTO. TedQual(Tourism Education Quality)」認証取得(2017年、2020年)
2)地域に学ぶ。
数多くの成果を挙げてきた?LPP(地域連携プログラム)?をはじめ、多彩な「実践型プログラム」によって地域で学ぶ機会が充実。
プロジェクト型演習を一層発展させ、実践力のある人材ニーズに応えます。
3)グローバルに学ぶ。
海外研修?海外インターンシップなどを通じて世界の観光に触れる?GIP(海外研修)?を充実。
?Global Program?では、「観光経営?地域再生?観光文化」の3コースをベースに、よりグローバルな視野や理解を広げ、国際的な発信力を高めることを目指します。
就職率99% 早期の全員面談など学部独自の支援で高い就職率を!
「観光学部キャリア支援室」を設置し、少人数教育を特徴とする各ゼミナール担当教員と連携したきめ細やかなサポートを実施。学生一人一人が早期より自身のキャリアを設計し、よりよい進路選択ができるよう、1年次に全員のキャリア面談も行っています。
このほか授業の一環として、学生の就職に対する意識を高めることを目的としたキャリア教育科目を開設しています。