山田マミさん(観光学部平成28年度卒業生 リゾートトラスト株式会社 会員制本部大阪支社第三事業部)
社会人になってから、物事への考え方や行動など、自身の変化についてお教え願います。
?私たちのお客様は基本的に富裕層の方々なのですが、持ちつ持たれつの気持ちが基本になっていると感じます。やってくれたことに対して何かを返してあげようと思っていただいている方が多く、ビジネスをやっていく上で、こういうことが大事なんだろうなと思う部分が多くなりました。
?大学にいたときは、一緒にとか、続けるとか、こういった意識はなかったように思いますが、お客様との関係性を続けていく中でそういう気持ちに変わっていきました。
和歌山大学での学びで、卒業後の人生に役に立っていることについて、お教え願います。
?おもてなしやホスピタリティをメインで学ばせてもらい、現在の会社の理念はエクセレントホスピタリティの追求というのがあるのですが、通じている部分があります。
?どのようにアプローチしたら人の心を動かせるかを考えてきたので、仕事でもあるいはプライベートでも役に立っていると思います。
大学時代にやっておいた方が良かったこと、やっておきたかったことがあれば、お教え願います。
?同期と比べて経験値が低い、話の引き出しが少ないと感じています。3年生の時に留学をしたかったのですが、いろいろな事情でいけなかったので、留学を含めもっといろいろなことを経験しておけばよかったです。
今後社会に出る後輩に一言エールをお願いいたします。
?いま振り返ったときに、大学の思い出が一番強いです。大学での人付き合いであるとか、経験をものすごく大事にして、4年間を過ごしていってほしいなって思います。
立花亮平様(リゾートトラスト株式会社 人事部大阪人事労務室人事労務課)
和歌山大学卒業生の優れている点などについて、お教え願います。
?第一印象として、真面目真面目真面目で貪欲というところが結構大きいところかなと思います。
?観光を学びたいという思いでいろいろな大学を探して、和歌山大学にいきついて、そこで勉強をしている。そういう判断軸というか決断軸があるところ。自分でつかみにいく姿勢が感じられたと思います。
?落ち着きがあるところが見えて、大人っぽい、ちゃんと視野が広く会話ができるんだなと思います。
今後の和歌山大学の教育及び就職支援に期待されることは何か、お教え願います。
?インターンシップ、何も知らないところに説明をさせていただく機会とか、関わりを持たせていただく機会が、本当に多ければ多いほどうれしいところかなと思います。
?相手に関心をもつことが大事かと思います。実際に調べてみることだったり、聞いてみることだったり、実際に調べたものを相手にいってみることだったりが、すごく大事な気がしています。
貴社における人材育成で大切にしていることは何でしょうか、お教え願います。
?相手の立場に立って、何をやってあげたら喜ぶのかであったり、自分が何をできるのかであったり、そういうところをできるだけ考えるように研修は組んでいますし、そこの部分を大切にしてもらいたいと常々いっています。
?信頼関係をつくりにいくというのはホテルマンも営業マンも共通してやっていることなのかなと思います。5年とか10年とか、長くお客様と関わることになるので、そこで信頼関係をどうつくりますか、というのを常に考えていただいています。
お忙しい中ありがとうございました。
〔肩書は取材当時のものです〕