A025 核磁気共鳴装置
規格:日本電子(株)(JEOL) JNM-ECZL400R
概要:
有機化合物の同定や、その構造の推定や解析を行う際には、化学物質を構成する元素がどのようにつながっているかを正確に決定することが必要不可欠です。
本NMR測定装置は、非常に強い磁場中の試料にラジオ波を照射することで得られる信号を観測することで、物質の分子構造を原子レベルで解析するための装置です。
通常の溶液サンプルだけでなく、固体サンプルの高分解能測定にも対応しています。
また、通常の1H、13C核だけでなく、多核NMR測定にも対応しており、10mmの大容量試料管を用いた低周波核測定用プローブによって感度の低い核も測定できるといった特徴もあります。
その他の特徴としては、高温および低温の温度可変NMR(VT-NMR)が測定可能であるほか、例えば13Cと19Fをデカップリングしながら1Hを観測することができる三重共鳴NMRなども測定することができます。
付帯条件:
注意事項:測定に重溶媒が必要な場合は要相談