図書館資料収集方針
制 定 平成28年12月20日
最終改正 平成29年 4月 1日
図 書 管 理 委 員 会 決 定
(趣旨)
1.この方針は、和歌山大学クロスカル教育機構学術情報センター図書館規程第8条に基づき図書館資料(以下、「資料」という。)の整備のための収集について必要な事項を定める。
(収集の目的)
2.和歌山大学クロスカル教育機構学術情報センター図書館(以下「図書館」という。)は、教育、研究及び学習のための利用要求に的確に応えるため、資料を収集し、教育研究の基盤となる蔵書を構築する。また、地域の発展に寄与する学術研究を推進し、地域創生を牽引する人材を育成する資料を整備?充実させる。
(収集の原則)
3.図書館は、本学教職員の教育,研究ならびに学生の学習及び教養の涵養に必要な資料を収集する。また、図書館の保有する特色ある資料の整備?研究に必要な資料、及び地域に関する資料を収集する。
(収集の範囲)
4.収集する資料は、その方法を問わず図書館が利用者に提供可能な文字、図画、映像、音声等の情報を、その範囲とする。
(収集基準)
5.収集の基準およびその具体的な選定基準は、別に定める。
(収集方法)
6.資料の収集方法は、購入、寄贈、交換等の手段を活用して行う。
附 則
この方針は、平成29年4月1日から施行する。
図書館学生用図書選定基準
制 定 平成28年12月20日
最終改正 平成29年 4月 1日
図 書 管 理 委 員 会 決 定
この方針は、図書館資料収集方針第5項に基づき、学生用図書の選定に関して次のとおり定める。
1)図書、雑誌(電子ジャーナル含む)、データベースや、研究用図書との配分を考慮しつつ、学生利用の多い図書の収集を積極的に行うものとする。
2)授業科目のシラバスに掲載されている図書、及び授業科目の学習に資する図書を選定するとともに、学生の一般教養の涵養に資する図書、学生の進路?キャリア形成、学生生活に資する図書を広く収集する。
3)次の分野について収集を行う。
① 基本分野
教育学、経済学、理学?工学、観光学分野については、重点的に収集を行う。
② シラバス掲載図書および授業科目分野の図書
カリキュラム編成や変更に留意し、シラバス掲載図書については網羅的に、それ以外の授業科目分野の図書については積極的に収集を行う。
③ 一般教養
授業科目分野以外の分野については、幅広い知識の涵養に必要な資料の充実のため、学術書を中心に選択的に収集する。
④ 資格、キャリア形成
学生の進路?キャリア形成に資する図書については、最新情報の提供に留意し、選択的に収集する。
⑤ その他
学生の知的好奇心を喚起するため、新書?文庫について、選択的に収集を行う。また、学術書以外の図書については、学生の学習に資する資料を選択的に収集する。
4)収集にあたり、様々な観点から選定できるよう、教員推薦、職員選書、学生希望の選定方法を設ける。
5) この方針に定めるもののほか、図書館における学生用図書の整備に関し必要な事項は、図書館管理委員会が別に定める。
附 則
この基準は、平成29年4月1日から実施する。
学生用図書整備6ヵ年計画(2022-2027)
1)基本計画
学生用図書選定基準により、毎年、次の図書を収集する。
①基本分野 | 出版状況に応じて重点的に収集する |
---|---|
②シラバス掲載図書/授業科目分野 | シラバス掲載図書は網羅的に収集する 授業科目分野は分野バランスを是正するため、年毎に重点分野を定める |
③一般分野 | 分野バランスを是正するため、年毎に重点分野を定める |
④資格?キャリア | 最新版への改版、時宜にかなった資料を選択的に収集する |
⑤その他 | 文庫?新書の内、岩波文庫、岩波新書は継続とする。 その他の文庫?新書は選択的に購入する。 |
- 各分野の調整、重点分野の選書は職員選書の範囲で行い、教員推薦については各学部の方針を優先する。
- 資料費の予算執行計画は、従来どおり毎年の図書委員会で決定する。
- 電子書籍がある場合は、電子書籍での購入を優先する。
2)選書方法
- 教員推薦:各学部配分の学習用資料費から、各教員が推薦する。
- 職員選書:選定方針に基づき、職員が出版案内等を参照し選書を行う。必要に応じて専門分野の教員に指導助言を依頼する。
- 学生希望:学生が適宜希望する図書を、選定方針に基づき選定する。
3)重点的に収集する分野(②授業科目 ③一般)
年 度 | ②授業科目 | ③一般 |
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4(2022) | 自然科学、産業(観光学含む)、言語、文学 | 総記、哲学、言語(特に収集率が低い言語) |
5(2023) | 歴史?地理、法学?経済学 | 自然科学、産業、芸術 |
6(2024) | 哲学、教育(家政学、体育含む) | 技術?工学、歴史?地理 |
7(2025) | 技術?工学、芸術 | 社会科学、文学 |
8(2026) | 社会科学、総記(情報学含む) | 全般的な収集状況により決定 |
9(2027) | 全般的な収集状況により決定 | 全般的な収集状況により決定 |
※出版状況により適宜分野の入れ替えを行う
4)毎年の収集割合(目安)
次の割合を目安とし、出版状況により調整する。
年度 | ②授業科目 | ③一般 |
---|---|---|
4(2022) | 自然科学(400-499) 産業(600-699) 言語(800-859) 文学(900-993) |
総記(000-099) 哲学(100-199) 言語(860-899) |
5(2023) | 歴史?地理(200-299) 法律(320-329) 経済(330-339) |
自然科学(400-499) 産業(600-699) 芸術(700-799) |
6(2024) | 哲学(100-199) 教育(370-379) 家政学(590-599) 体育(780-789) |
歴史?地理(200-299) 技術?工学(500-589) |
7(2025) | 技術?工学(500-589) 芸術(700-779、790-799) |
社会科学(300-390) 文学(900-993) |
8(2026) | 社会科学(300-319, 340-369, 380-399) 総記(000-099) |
全般的な収集状況により決定 |
9(2027) | 全般的な収集状況により決定 | 全般的な収集状況により決定 |
②授業科目:本学の開講科目に合わせて分野を調整している
③一般:日本十進分類表(NDC)類目表(一次区分表)による